驚くべきことに、保険の起源をたどるとその歴史はギリシア・ローマ時代にまで遡ります。当時は、貨物などの運搬は主に船舶を使っていました。しかし、海上は非常に危険な場所でもあり、海賊などの横行でしばしば貨物船が襲撃される事件も発生していました。また、今日ほど造船技術も発達していなかったため、自然災害に見舞われ沈没してしまうことも少なくありませんでした。
そこで生まれたのが、「海上冒険貸借」という渡航時に発生するリスクを保障するシステム。これが保険の起源だと言われ、この種の保険は現在も「海上保険」として世界に根付いています。また、保険という考え方は、命の危険や資産のリスクが大きく発生する場合に発生するシステムであるということも大きな特徴の一つでしょう。例えば、産業革命により自動車が人々の間に普及し始め、それに伴い自動車事故が増加すると、今度は「自動車保険」という商品が生まれることになります。以上をふまえると、保険は生命保険や入院保険よりも損害保険の方が古い歴史を持つことが分かりますね。
生命保険という考え方は、まだ人々の間に浸透してから200年と経っていないようです。当然、学資保険の歴史は更に浅く、日本で認知され始めたのは1990年代になってからなのです。
「かんぽ」という言葉は、日本人にとってなじみのある言葉の響きです。学資保険の歴史は、旧・郵便局が開始した「かんぽ」という商品から始まりました。
現在は15社以上の保険会社が商品を持っている学資保険。現代的な学資保険が誕生したのは、ある保険会社が販売した商品がきっかけでした。